小澤征爾指揮ボストン交響楽団でマーラー作曲、交響曲第1番「巨人」

c0021859_16574316.jpg 学生時代、マーラーにハマりにハマって寝ても覚めてもマーラばかり聴いていた頃、クラシック音楽ってこんなにも心地よくってドラマチックで熱くて、そして宇宙的だったんだって思った。
 そう思うとベートーヴェンはおろか、ハイドン、モーツァルトなんて幼稚園の遠足のようで面白くも何ともない。
 音楽のそんな聴き方をしていたあの頃、マーラーのスペクタキュラーで広大で目眩く世界を目の当たりにしながら身悶えるような官能に酔いしれながら聴いていたこの演奏。
 ボストンシンフォニーホールの芳醇で豊かな残響に征爾さんの指揮する高原の朝のような爽快な演奏は瑞々しくも颯爽として、そしてドラマティックで、あの頃の征爾さんのうねるような指揮ぶりに憧れて、そう、まさに嵐を呼ぶ指揮者だった。
 そんな征爾さんが目一杯詰まったこの1枚は今聴くと演奏もとっても素敵なんだけど、それに加えてあの頃を思いしだしてグッとくるものがある。
 あの頃の友人に30年ぶりに明日会える。
 そして、私たちが暮らした福島県は、まだまだ苦労が多いのでした。

by yurikamome122 | 2015-02-13 16:58 | 今日の1曲