スタイリスティックスの「愛がすべて」

c0021859_0315768.jpg ブラックコンテンポラリーというと、コーヒーに砂糖を20杯くらい入れたような音楽というイメージがあって、ソウルの力強くもいやらしい(いや、セクシー)な雰囲気が少し洗練されて、バリー・ホワイトのラブ・アンリミテッド・オーケストラなんてどっかの航空会社のCMでバッチリハマっていて、あとジャクソン5やマービン・ゲイ、あとスティービー・ワンダーやダイアナ・ロスとかホイットニー・ヒューストンとかロバータ・フラックなんかに憧れて、でもスタイリスティックスの「愛がすべて」にはやられたというかナンというか。
 わりと幼かったあの頃、首都圏とはいえ、埼玉の田園地帯から神奈川県の緑園地帯にちょうど都心を中心にぐるっと回ったような地域で生活を送っていた田舎育ちの私に都会への憧れをかき立てるのには思いっきり充分で、黒人独特のこぶしの回った(いや、ビブラートのかかった)甘い歌声にため息をもらしていたわけであります。

 「俺は大金には縁のない普通の男、
  だからおまえにお姫様のようにはできないけど、
  でも、おまえを愛する気持ちはホンモノさ、
  おまえを命がけで守るから、
  絶対よそ見なんてしない、死ぬまで愛し続けるから、
  他には何もできないけど、この気持ちだけは絶対だ。」


 今聴くと、いかにもいかにもなんだけど、この甘さがロマンチックで豊かに感じるワケです。いろんな事に憧れていた心のひだがいっぱい刻まれている、「坂の上の雲」に向かって世界中が進んでいたあの頃、まだまだたかだか30年くらい前の話なんだけど。

 途中で左の方からヴァン・マッコイの「ハッスル」がストリングスで聞こえてきたりする。おまえ(彼女)のために「ハッスル」するってか?。

by yurikamome122 | 2015-03-05 00:32 | 今日の1曲 | Comments(0)