ベートーヴェン「第9への道」第2回 クレンペラー指揮でベートーヴェン作曲、交響曲第2番ニ長調Op.36

 この第2交響曲は1802年、ベートーヴェン32才の作品。その頃彼はウィーンにあってだんだん作曲家として認められつつあって私生活も華やかさを増して来つつあり、上げ潮基調のなか突然耳の発作に見舞われる。そして例のハイリゲンシュタットの遺書を書く。
 この曲の第1楽章には序奏の部分にニ短調の主和音がアルペジオで下降する部分は「第9」の予感がここにも見えると言うことらしいのはWikiに書いてある。
 そして主部に入っても「第9」1楽章の主題が出てくるというわけ。
 で、またやはりWikiによれば交響曲に始めて導入したスケルツォ楽章のトリオが「第9」のスケルツォ楽章のトリオに酷似とのこと。
 クレンペラー指揮のニュー・フィルハーモニア管弦楽団とティーレマン指揮のVPOのyoutubeをはめ込んでおくので各自お聴きになりお試しあれ。
 この映像には在りし日の大指揮者、オットー・クレンペラーが若きベートーベンのこの曲をとてつもない巨大スケールで驚くほど雄大に演奏している。
 クレンペラーの指揮のジェスチャーがなんだかもうナントモなのは晩年のベーム以上かも知れないけれども、ともかく凄い。オーケストラの面々も心なしか幸せそうに見える。



 こちらがティーレマン。

by yurikamome122 | 2015-12-03 21:56 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(0)

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