ベートーヴェン「第9への道」第7回 ゲーテによる3つの歌曲Op.83より第3曲「彩られたリボン」

c0021859_4403248.gif この曲も出だしが思いっきり「喜びの歌」。
 これは合唱幻想曲から2年後1810年の作品。「エリーゼのために」WoO.59を、テレーゼ・マルファッティのために作曲し、彼女に贈る。そしてこの年彼はテレーゼからの婚約を解消される。
 が、ゲーテの信奉者でベートーヴェンの音楽に心酔するベッティーナ・ブレンターノが突然ベートーヴェンの家を訪ねる。ゲーテと親交のある銀行家ブレンターノの義理の妹で、銀行家ブレンターノはベートーヴェンの「不滅の恋人」とされるアントニーエ・ブレンターノの夫であった。この時アントニーエは4人の子持ちだった。
 そんな別れと出会いのあった年に作曲されたのがこれ、ゲーテの若い頃の3つの詩に曲を付けた「ゲーテによる3つの歌曲 Op.83」で、1曲目がまるでユーミンのように切ない想い出や哀しみを感じることに感謝するかのような「悲しみの喜び」、2曲目が恋人への想いを抱き感じることの興奮を歌にしたような「あこがれ」、そして3曲目が恋心を1本のリボンに託すその率直な気持ちを歌った「彩られたリボン」。
 その3曲目の出だしががそのものズバリ。参考までにyoutubeを張っておくので各自試されたし。


by yurikamome122 | 2015-12-08 11:45 | 今日の1曲