ベートーヴェン「第9への道」第3回 ベートーヴェン作曲、ピアノ・ソナタ第 17 番 ニ短調 Op.31/2

c0021859_6383784.gif ベートーヴェンが「第9」を作曲するまでの彼の中で様々なあの曲の萌芽を辿る試み第3回。
 この作品も第2交響曲と同じ1802年の作品。このピアノ・ソナタは第1楽章にペダルを踏んだまま弾くレチタティーヴォの部分がある。これが「第9」の器楽レチタティーヴォの先駆けとなっていると言うことらしい。演奏はオピッツで聴いてみる。
 曲の始まりでペダルを踏んだままで何かを探るような不気味な響きで和音が響く、もうここであの「第9」の4楽章の冒頭を連想してしまう。
 そして再現部の冒頭にペダルを踏んだまま弾くレチタティーヴォがあるというわけ。
 オピッツの澄んだタッチの力強い響きが胸の奥に響く。
 そういえば、ピアノ・ソナタでは第8番「悲愴」で2楽章にはここでも「第9」の第3楽章の芽が聴かれる。

by yurikamome122 | 2015-12-04 23:59 | 今日の1曲