カテゴリ:今日の1曲
  • 神奈川フィル定期連動企画、ワーグナー「神々の黄昏」より「ブリュンヒルデの自己犠牲」をヤノフスキで
    [ 2012-05-24 12:47 ]
  • 神奈川フィル定期連動企画、ワーグナー「神々の黄昏」より「ブリュンヒルデの自己犠牲」をティーレマンで
    [ 2012-05-23 22:54 ]
  • 神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、「神々の黄昏」より「葬送行進曲」をテンシュテットで
    [ 2012-05-22 23:59 ]
  • 神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、「神々の黄昏」より「葬送行進曲」をバレンボイムで
    [ 2012-05-21 23:59 ]
  • 神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、「ジークフリート」より、「森のささやき」をカラヤンで
    [ 2012-05-20 16:34 ]
  • 神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲「ジークフリート」より「森のささやき」をトスカニーニで
    [ 2012-05-19 23:59 ]
  • 神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー「ワルキューレ」より「魔の炎の音楽」クナッパーツブッシュ
    [ 2012-05-18 23:59 ]
  • 神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、「ワルキューレ」より「魔の炎の音楽」をハイティンクで
    [ 2012-05-17 23:59 ]
  • 神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」をメータで
    [ 2012-05-16 23:59 ]
  • 神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」ショルティで
    [ 2012-05-15 23:59 ]
神奈川フィル定期連動企画、ワーグナー「神々の黄昏」より「ブリュンヒルデの自己犠牲」をヤノフスキで
 今までわりとゲルマン的バーバリズムに満ちて、勇ましくも男性的な、私が思うワーグナー的響きの演奏をいくつか取り上げてきたわけだけど、もっと透明で美しい響きが爽快感と神秘を感じる演奏をと言うことで実は「指環」の録音の中でもひときわ聴くべき個性に満ちたヤノフスキ盤は独自の存在感を感じるワケなのです。
 これほど個性的でありながら、もちろんワーグナー自身がこのオペラ座に在任していた時期もあり「タンホイザー」や「リエンツィ」、「さまよえるオランダ人」なども初演したゆかりの深いドレスデンの国立歌劇場の演奏は、他のワーグナーの演奏とは明らかに一線を画して独特の美感を持ったワーグナーの世界感を持っていると思うのです。
 ブロムシュテット時代に最高に花開いた(と私は勝手に思っている)ドレスデンのシュターツカペレがDENONレーベルで「指環」を入れたといえば胸が躍るし心待ちにしてその録音のテスト盤を聴いた時の落胆は期待が大きかった分スッゴクがっくりしたのは昨日のことのように思い出すのですが、あの当時全曲集めるとなんと7万以上もしたセットが今は3000円台で投げ売り状態。なんとレギュラープライスのCD1枚と同じ値段で14枚組の「指環」全曲が手に入ってしまう。しかもオケはドレスデンのシュターツカペレ、しかも最高に味わい深かった80年代の演奏が。もう犯罪に近いと思う。
 改めて聴いてみると、リマスターしたのかどうか解らないけどそこにはあのドレスデンのシュターツカペレの独特の気品と艶やかさと瑞々しい新鮮さのあの響きが紛れもなく響いていたのでありました。
 やはりオケの響きがワグナー的壮大さというよりも、精妙な緻密さが緻密とは感じさせない自然さが新鮮で、ジャニーヌ・アルトマイヤーのブリュンヒルデの勇ましいだけではない気品に満ちた美しい歌声がオケの響きにピッタリ。
 これでこの長大なオペラのラスト、「自己犠牲」を聴くと昨日のティーレマンやその他の演奏のように怒濤の響きがガラガラと瓦解する、そんなスケール感と最後の響きが身体を包み一緒に天にも昇ってゆきそうなドラマティックな救済劇が、このドレスデンのシュターツカペレとヤノフスキ盤は大自然の中のひとつのできごとであるかのような、そんなリアリティーが逆に物語の大きさを感じさせるという不思議さでありました。
 その流れる音楽のそよ風のような自然さと清水のような美しさは今まで聴いてきたどの演奏とも別世界のこのオペラの世界を私に魅せてくれておるのでした。
 改めてこのオペラを考え直す機会をくれた録音で、やはり名演。これが¥3500位で手に入るというあまりの犯罪的価格は、まるでウォータンの加護があるかのような昨今の強い円が影響されていることを感じないわけにはいかないと思うのです。
 さてと、明日は期待の定期演奏会だっ。


 本社~藤沢鵠沼T邸~Tビル~本牧A邸~本社~Tビル~本社(6024)~本牧A邸。
 写真はバラが見事な山下公園沈床花壇。



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by yurikamome122 | 2012-05-24 12:47 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(0)
神奈川フィル定期連動企画、ワーグナー「神々の黄昏」より「ブリュンヒルデの自己犠牲」をティーレマンで
 ティーレマン指揮、バイロイト祝祭管弦楽団、リンダ・ワトソン、ほかでワーグナー作曲、楽劇「ニーベルングの指環」より第3夜「神々の黄昏」より最終場面。
 いよいよ明後日、神奈川フィルの定期では「指環」の抜粋版を名誉指揮者の現田さん指揮で演奏されるわけで、何せそんなわけで今まで紹介したとおり長さもオケも物語も巨大なのだけど、その中で抜粋で今回の定期演奏会で演奏される曲を聴いてきたのだけど、泣ける場面の第一は「魔の炎の音楽」、音楽の響きの素晴らしさでは瑞々しさの「森のささやき」そして聴き手を圧倒する「ワルキューレの騎行」に「ワルハラ城への入城」は見事なのだけど、それ以上に様々な思いが巡る「ジークフリートの葬送行進曲」は最高の曲のうちの一つなのではないかと。そしてそれに続く「ブリュンヒルデの自己犠牲」、そして最終場面はもうここで感動しない人は遊んであげない。
 最近のこのオペラの録音でなかなか出色だったティーレマンの演奏を聴くと、ティーレマン指揮のバイロイトのオケが素晴らしいのはもちろんだけど、リンダ・ワトソンのブリュンヒルデが絶品でしびれましてございまする。
 力強く、勇ましく、なんの迷いもなく哀しみを乗り越える勇気を持った覚悟が聴ける。
 最後の独白からの圧倒的な盛り上がり、ワルハラ城がガラガラと崩れ落ちる場面、指環をライン川に返すところなんてあの神秘的で幻想的な拡がりのある響きに包まれると、これがワーグナーを聴く陶酔、快感。それを堪能。
 怒濤のライン川の旋律の泣けるほど美しい響き。
 ああ、いかんなぁ。瞼が、目の前がにじんで。。。。。。。
 今日は本牧A邸~エステイトK~本社~本牧A邸(全部電車)。
 昨日までの交通費精算。
 写真は石川町駅北口、近藤商店の天丼¥500-(税込み)。



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by yurikamome122 | 2012-05-23 22:54 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(0)
神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、「神々の黄昏」より「葬送行進曲」をテンシュテットで
 「ニーベルングの指環」に出てくるジークフリートというのはやんちゃで世間知らずで乱暴者で、しかもバカ力が強くケンカが強い。ブリュンヒルデという最強の妻を得ながら媚薬を盛られ浮気をするマヌケ男に見えて仕方がないのだけど、「ニーベルングの指環」という物語はやはりジークフリートが中心人物であるわけで、その死にはやはり特別な意味が込められていて、それはこの「葬送行進曲」に様々なエピソードのライトモチーフが散りばめられていることでも聴くだけで自然に解るようにできているわけだけど、そんな音楽に思いの丈の哀しみと無念とが大津波のように押し寄せて、圧倒的なスケールで聴かせてくれるのがテンシュテット指揮の演奏であります。
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との録音もあり、もちろんそれも圧倒的なオーケストラの威力を駆使してワーグナーの神秘的で重厚な響きを造り、個性的な演奏であるとは思うのだけど、ここでは92年のロンドン・フィルとのライヴ録音をとるのは、響きの切実さと音楽の純度がより高まっていると思うからなのです。
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団よりもロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の方が高性能なオケだというわけではなく、テンシュテット自身がやはり変わったと思うのです。
 やはりくすんだ、ワーグナーらしい響きにゆったりしたテンポで揺るぎのないスケール感で「英雄の死」が世界にとり重大な事件であることを否応なく、有無を言わせないような迫る圧倒的な巨大な音楽で真実として胸をうちふるわせる、それは愛すべき身近な人を失ったいいようのない哀しさを感じる、そう言う演奏だと思うのです。
 恐るべき演奏だと思うのです。
 本社~本牧A邸~T邸~Tビル~Nコーポ~本社(6024)。
 写真は朝の山下公園。



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by yurikamome122 | 2012-05-22 23:59 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(0)
神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、「神々の黄昏」より「葬送行進曲」をバレンボイムで
 明日はこのワーグナーの誕生日、今日と明日はだけど葬送行進曲も何か気が引けるのだけど、順番的にこうなりましてすいません。
 バレンボイムの「指環」には恩があるのです。ベルリンのリンデンオパーの引っ越し公演で「指環」を観たあれは、録音やビデオでしか観ていなかったこの巨大な作品の絶対実演でしか味わえない圧倒的な凄さを本場の響きで感じた。
 この作品の真価を実体験した私にとり驚きの体験でありました。ほぼ2週間かけて全4作を上演したのだけど、「黄昏」を観終わった時の哀しさと名残惜しさで涙が止めどなく流れたあの演奏を、音だけでも追体験できるのがこれ(プローベで毎日みなとみらいに宿泊していたダニーが歩いて県民ホールに向かうところを何度か観た。でも実際、2週間かけて観ても終わった時はこっちもヘトヘトに疲れる)。
 マヌケなジークフリートだけどこの曲が流れ出して盛り上がった時になんだか解らないけど悲しかった。
 今聴いてもやはりバイロイトの響きはワーグナーにピッタリなのは当然としても熱気も素晴らしいと思う。
 包み込むように低重心の地鳴りのようなオーケストラの響きが神秘的かつ圧倒的な威容を持って聳えるような演奏。ワーグナーにはこれが必要だったわけだ。
 そしてライヴならではの熱気も。
 本当はクナッパーツブッシュのいくつもあるバイロイトのライヴ盤もウィーン・フィルとのいくつかの録音ももちろん捨てがたいのだけども、それにもっといえばフルトヴェングラーの太古録音だって凄いし、異色ではクレンプだって凄い魅力的に感じた。
 でも、録音のよさと恩返しも含めてバレンボイム盤。そういえば「ジークフリート」の時、神奈川フィルのコバケンさんの「幻想」と同じ日になってしまい、神奈川フィルが終わってすぐにタクシーに飛び乗り県民ホールに行ったっけ。
 コバケンさんの「幻想」は凄かったけど、違う意味でもスリリングだった。
 実体験では、あと第1回目のトウキョウ・リングでのN響とメルクルは本当に素晴らしかったし凄かった。この葬送行進曲ではピットから火柱が上がったかと思った。
 あれ、録音でないかな。
 今日は朝方日蝕、雲の向こうにホンの一瞬、神秘的な霊的なシーンが観られました。グラーネに乗ったブリュンヒルデが飛んできそうな曇り空越しの日蝕でありました。
 エステイトK~本社~エステイトK(全部電車)。
 写真はその日蝕。


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by yurikamome122 | 2012-05-21 23:59 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(0)
神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、「ジークフリート」より、「森のささやき」をカラヤンで
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団第281回定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、楽劇「ニーベルングの指環」より第2夜「ジークフリート」より、「森のささやき」をカラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とジェス・トーマスで。
 私は思うにカラヤンの「指環」はこの「ジークフリート」が最高に美しいのではないかと。オケのこの世のものとは思えないような響きの絶妙さ(それはどこまでも透明で神秘的な瑞々しさを湛えた豊に湧き出る清流のようであると思うのです)になんといってもそんな空気の澄んだ山々の聳える大自然のようなオーケストラをバックに思いっきりはっちゃけてるゲルハルト・シュトルツェのミーメ、これくらいやってくれないと。
 最後のブリュンヒルデの目覚めからラストまではもう本当に磨き抜かれた美感に惚れ惚れしながらむせるような官能性も徐々に加わり、この音楽はここまでのことが書かれていたのかともう言葉などない、出てくるのはため息だけ。
 そしてこの「森のささやき」もそんな演奏だから推して知るべし、ドイツの深い森の中にいる気持ちになってきて、ゲルマン人に憧れすら感じ、自分までゲルマン人になった気になって来るわけです。
 カラヤン/BPO恐るべし。
 今はこんな音楽を聴かせるオーケストラはなくなってしまったな、残念ながら。
 今日は別府をあとにします。
 これから大分空港に向かい空路羽田へ。
 お世話になりました。
 写真は別府市内を見渡す丘の上から。左下の弓なりの棟のようなもののある建物がビーコンプラザで別府アルゲリッチ音楽祭の本拠地。



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by yurikamome122 | 2012-05-20 16:34 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(2)
神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲「ジークフリート」より「森のささやき」をトスカニーニで
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団第281回定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、楽劇「ニーベルングの指環」より第2夜「ジークフリート」より、「森のささやき」をトスカニーニ指揮、NBC交響楽団で。
 これは1954年3月21日、超ド近眼のため暗譜で指揮をせざるを得なかったトスカニーニが演奏中に記憶を失ってしまった、彼にしてはまことに不本意な引退を決意したその日のコンサート。
 そしてトスカニーニ唯一のステレオ録音。
 なんと言っても早朝の初夏の高原のような凛と張りつめた空気の中での瑞々しい歌。輝かしいオーケストラの圧倒的な迫り来る響きの競演。
 当時のニューヨーカーはいつもこんな演奏を聴いていたわけだ。羨ましい。
 弾けるような歌心はまるでレスピーギでも聴いているように鮮やかでフレッシュ。木の葉からこぼれ落ちる滴のように輝き、木漏れ日のように変化し、そよ風のようにしなやかに音楽が流れる。
 お見事。
 本当はアメリカのオケで「森のささやき」ではどうしてもセルの演奏は外したくなかった。あの透明感と爽やかさ、そしてクリーヴランド管弦楽団の木管群の素晴らしさ、スピーカーからこぼれ落ちるようなパッションフルーツのような味わいはまさに小鳥たちのさえずる「森のささやき」そのもの。
 でもこの驚愕のNBC交響楽団とどちらをというと正直悩んだあげくこちらを選んだけど、もう一度考えてみたら反対になるかも知れない。
 今日は大分に別府アルゲリッチ音楽祭のオーケストラ・コンサートを聴きに行った。マイスキーとともにやはり別世界が拡がっていた。
 後半のオケはそんなわけでこの別世界と比べられてしまい気の毒だった。
 写真はコンサート前のロビーの熱気。


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by yurikamome122 | 2012-05-19 23:59 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(0)
神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー「ワルキューレ」より「魔の炎の音楽」クナッパーツブッシュ
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団第281回定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、楽劇「ニーベルングの指環」より第1夜「ワルキューレ」より、「魔の炎の音楽」をクナッパーツブッシュ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とジョージ・ロンドンで。
 真打ち登場、クナッパーツブッシュ!!。まるで一大パノラマを観るかのようなこの雄大さ、この録音では「さらば、勇ある輝かしき子よ」から始まるのだけど、稲光をする雲間から光が差すように歌うロンドンは本当に神々のように歌っている。
 弱さを隠し揺るぎなく慈愛に満ちつつも万感迫る感情は津波のような怒濤のオーケストラを従えて有無を言わせず存在でねじ伏せる。
 そしてここできこえるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団はまるでウォータン率いる神々のようじゃないか!!。
 もう言葉ではなく、みんなこれを聴いてくれ
 今日は本牧A邸~本社(電車)。午後は別府へアルゲリッチ音楽祭を聴きに。
 写真は飛行機からの雲海。



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by yurikamome122 | 2012-05-18 23:59 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(0)
神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、「ワルキューレ」より「魔の炎の音楽」をハイティンクで
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団第281回定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、楽劇「ニーベルングの指環」より第1夜「ワルキューレ」より、「魔の炎の音楽」をハイティンク指揮、バイエルン放送管弦楽団とジェームズ・モリスで。
 個人的にここは「ワルキューレ」の最高の聴き所。ハイティンク指揮のオーケストラが素晴らしく、優しさとデリカシーに満ちた雄大で柔らかな響きのテクスチュアが大自然のあたたかな木漏れ日に包まれるような心地よさに幸福感。そしてだからこそ胸に迫る切なさ哀しさ。
 こういう響きを聴くと胸が張り裂けんばかりの愛する娘との別れを、自分の意志で選択せざるを得ないウォータンの哀しさが万感胸に迫るのです。
 自分が発端であるために自分の最愛かつ自分の分身と言っても良いくらいの深く愛する娘と別れなければならない無念さと寂しさ、その中で最後に娘への言い尽くせないほどの深い理解と賛辞を朗々と歌うウォータン(このモリスがまた切なすぎ)を包む響きの包容力。切なすぎる。涙なしでは聴けないシーンであります。
 できればここは劇場でたった一人で大声を上げて泣けるシチュエーションで観てみたい。自分は決してこのウォータンのように立派ではないけれど。
 本牧A邸~サンハイツK~エステイトK~本社(全部電車)~Tビル~本社(6024)。
 写真は「ほんもく」の由来かも知れない「本目道祖神」。



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by yurikamome122 | 2012-05-17 23:59 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(0)
神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」をメータで
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団第281回定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、楽劇「ニーベルングの指環」より第1夜「ワルキューレ」より、「ワルキューレの騎行」をメータ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏で。
 CDなどでこの曲を聴くとなるとやはりどうしても私は個人的にここではオーケストラというか音楽のマスの力を感じたくなるわけで、このメータ盤はどうも人気がないのだけど、ニューヨーク・フィルハーモニックの80年代の威力を実感するには充分な演奏であり録音であると思うのです。
 威圧的でありながら雄大な金管はドラマティックで、そしてそんな金管群に少しも負けない弦の凄さ。
 弱音から最強奏まで音色に変化がないオケのトルクと言うことでは流石にアメリカのオケ、それもニューヨークの底力。
 シンフォニック・オーケストラであるためにオペラ的と言うよりは交響的に響きがまとまっていながら熱い響きはメータの指揮らしく流麗でグラマラス。そして妖しいミステリアスでエキゾチックな演奏はそこはかとなく感じるセクシャルな薫りも魅力。ただ勇ましく猛々しいわけではないのがこの人の指揮の好きなところ。
 それにしても、ニューヨーク・フィルハーモニックというのは音が大きく、アグレッシヴさは凄い。
 あと他には、やはり伝統的ワーグナーの響きではベームなんかも好きだし、それから恩があるバレンボイム、最新のティーレマンも捨てがたい。
 がこの方々は他の曲でお出まし願うとして、そして管弦楽曲盤ではやはりセルに個性的なところではオーマンディーなんかもやはり流石だと思う。
 けど明日は魔の炎の音楽。
 本牧A邸~本社~綱島~本社~F神大寺~本社(全部バス電車)。
 写真は神奈川区六角橋付近の緑道。一本向こう側はバスも通り人通りも激しいけどこちらは静かにゆっくり歩ける粋な小径なのでした。
 お昼頃には定期演奏会連動企画での「ニーベルングの指環」あらすじでご協力頂いたKiKiさんとお目にかかれて楽しかった。
 またぜひ近いうちに、できれば定期で、その後に「指環」談義などできたら楽しいのですが。


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by yurikamome122 | 2012-05-16 23:59 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(0)
神奈川フィル定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」ショルティで
 神奈川フィルハーモニー管弦楽団第281回定期演奏会連動企画、ワーグナー作曲、楽劇「ニーベルングの指環」より第1夜「ワルキューレ」より、「ワルキューレの騎行」をショルティ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ほかの演奏で。
 昨日紹介し損なったのだけど、演奏会当日に演奏される曲目はこちら

ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」管弦楽曲抜粋 
楽劇「ラインの黄金」より「ヴァルハラ城への神々の入場」
楽劇「ワルキューレ」より「ワルキューレの騎行」
楽劇「ワルキューレ」より「魔の炎の音楽」
楽劇「ジークフリート」より「森のささやき」
楽劇「神々の黄昏」より「ジークフリートの葬送行進曲」
楽劇「神々の黄昏」より「ブリュンヒルデの自己犠牲」

 ということで、今日は「ワルキューレの騎行」。これは自分の中ではなんといっても映画「地獄の黙示録」で使われたショルティの全曲盤での印象はやはり強い。
 ウィーン・フィルの響きがワーグナー的かどうかは別にして、輝かしくも豪華絢爛、しかも圧倒的な割れる金管、大波のように寄せては返す勇ましい音の大饗宴は聴いているだけでもストレスを発散されるし、血湧き肉躍る、これだけで体温は1度上昇をするというものです。
 そしていよいよワルキューレの登場したところで当時のステレオ録音とエフェクトの粋を集めた録音には、モニタールームに集まった歌手たちから歓声の声が上がったという場面。今となってはちょっと気恥ずかしくもありあざとさだけど、それはそれなりにリアリティもあるのは確かで、事情が許せば黙って大音量で聴いて戴きたく、それはそれはバーバリズムの極致のスケールの大きさを体感できると思うのです。
 曲に関しては昨日に続きyokochanさんの第281回定期演奏会を楽しむお勉強 15時限目 「ニーベルングの指環」聴きどころ②を参照されたし。
 今日は、本社~本牧A邸~本社~サンハイツK~K陸送~Tビル~藤沢鵠沼T邸~本社(6024)。
 写真は七里ヶ浜。



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by yurikamome122 | 2012-05-15 23:59 | 今日の1曲 | Trackback | Comments(0)