ベートーヴェン「第9への道」最終回 ベートーヴェン作曲、交響曲第9番Op.125を「バイロイトの第9」で

c0021859_23244047.jpg 今まで約半月にわたって10代のベートーヴェンがずっと温め続けてきたこのテーマと、この曲のためにあったような彼の人生をかいつまんでみた。
 そして、この意志の強さというか、若い頃から揺るがなかった彼の理想を晩年やっと具現した、その強靱さとスケールは、個人的にはやはりクレンペラーの晩年の演奏を第一にこのシリーズの終わりに聴いてみたくなるのだけれども、戦後に復帰したフルトヴェングラーの演奏は、やはり同様に大いに興味をかき立てる存在であった。
 改めて聴いてみて、この演奏の前半の3楽章、特に第3楽章は感銘深かった。第4楽章はドラマだと思う。バイロイト祝祭歌劇場の熱気と恐らくは大編成なのだろう合唱団のスケール感とオーケストラの響きと歌手たちの熱演と。
 聴いているとこのドラマティックで祝典的な高揚感は、この姿こそこの曲にはふさわしいのかも知れない。

by yurikamome122 | 2015-12-14 23:25 | 今日の1曲 | Comments(0)